チューリップ🌷おばさん

3年のオランダ生活と帰国後の日々

フローニンゲンってどんな街?

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マルティー二教会からフローニンゲンの町を望む

 

Groningen を英語読みすると「グローニン ゲン」ですが、オランダ語では「G」は喉を使って「F」に近い発音をするので「フ ローニンゲン」のように発音し、地図上の表記も「グローニンゲン」と表記されたり 「フローニンゲン」と表記されたりバラバラです。
アムステルダムから電車で2時間10 分、 美しい景色を楽しみながら北東に進むとその終着の Groningen 駅に到着します。 オランダの北東に位置しドイツ北西部であり、オランダを構成する 12 州 (Province と 呼ばれます)の一つ、Groningen 州の首都 であり、その州の市町村 (Municipality と呼ばれます)としてGroningen 市があります。
Groningen 市の人口は約 20 万人(オラン ダ国内第9位)。因みに大阪市の人口は270 万人、豊中市は40 万人、箕面市は14 万人です。20 万人の内5 万人つまり4 分の1を学生が占めており、平均年齢が最も若い街と言われていて、街中は若者で活気に満ちています。その理由はと言えば、Groningen 大学があるからです。

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フローニンゲン大学のアカデミービル

Groningen 大学について
1614 年に創られオランダで 2 番目に古い総合大学で、オランダ北部の教育拠点として重要な役割を果たしています。世界大学ランキングで毎年トップ 100 に名前を連ねる常連校で、日本の東大や京大と言ったところです。毎年多くの留学生を受け入れており、国際色が豊かなのも特徴です。
1. 1614 年創立
2. 11学部(学士レベルは基本的に英語
開講)
3. 学生数 31,000 人(その内留学生
7,000 人、2018 年 10 月)


Groningen のいいところ

1)コンパクトシティ

オランダの土地利用政策として「市街地 と農地を徹底的に区別する」方針があります。その為、市街地の機能はできるだけコンパクトに収められています。自転車の行動範囲(5~7 km)に街の機能がまとまっているので、自転車があれば不自由なく交通費ゼロで生活ができます。街は、 私が「桃源郷」と呼んでいる、静かで美し く平和で穏やかな雰囲気の町です。一歩街を出れば、見渡す限り平らで美しい農地が広がり、馬や羊や乳牛が数頭~数百頭が草を食む姿を見ることが出来ます。

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2)驚きの治安の良さ

ヨーロッパの国々の中でもオランダは治 安が良いと言われていますが、Groningen の治安の良さは飛び抜けています。欧州ではよくあるスリや窃盗も全くと言っていいほどありません。夜中に一人で女性が犬の散歩をさせたり、自転車で帰宅したりしている光景には最初驚きました。 「夜、女子一人で散歩しても帰宅しても 怖い思いをすることがない街」というのは珍しいと思います。有名な観光地がないことや学生が多いので夜遅くまで人気(ひとけ)がある等、様々な条件が揃っているからだろうと思います。
3)サッカーの日本選手が活躍中

GroningenにはFC Groningenというサッ カーチームがあります。オランダのトッ プリーグに属していて、古くから多くの 名選手を輩出してきた伝統あるチームだ そうです。日本代表の堂安律選手が 2017 年にガンバ大阪から FC Groningen に移籍して以来、チームの中心選手として今年まで活躍中していました。2019 年1月には板倉選手が 2020 年までの期限付きで FC Groningen に在籍しているようです。

 

③Groningen の残念なところ

1)都心部から遠い!
Randstadt と呼ばれる中西部にアムステ ルダム、ライデン、ハーグ、ロッテルダムユトレヒトと言った有名都市が集まって います。しかし Groningen は遠い北の果て。中西部まで電車で2時間10 分はなかなか遠いです。 外国の都市や海外へ行く際利用するスキポール空港までも、まずは Groningen 駅から2時間10分の電車移動。道のりが長いうえ、その電車もしばしば突然動かなくなります。また2019 年現在、片道約26.5 ユーロ(約 3,000 円)必要です。 Groningen 以外に住んでいる在蘭の日本 人にもオランダ人にも「場所はわかるけど、一度も行ったことがない」と言われました。観光名所は皆無なので、用がなけれ ば一生訪れない所と言ったところでしょうか。
2)買い物が不便

デパートは皆無。ファンシーなお店は限られているのでウィンドーショッピング 等、お買い物の楽しみはありません。

 

参考までに(^^) ご主人が阪大卒の博士のご夫妻が、オランダ の Eindhoven アイントホーフェンにお住いで、 奥様がオランダの暮らしのブログを書いてお られます。このブログに Groningen に私達を 訪ねてくださった時の記事があり、Groningen のことが写真付きで面白く書かれ、Groningen のことがよく分かると思いますので、よかったら覗いてみてください。

https://ameblo.jp/k0531377 夫 とふ た り オランダ アイントホーフェン暮らし

*世界でも“ここだけのおもてなし”

-オラ ンダ北部にあるフローニンゲンを訪ねて