チューリップ🌷おばさん

3年のオランダ生活と帰国後の日々

オランダの日本語教育機関は?

1855 年にシーボルトと長崎との関係で Leiden 大学に日本学科設立。2019 年現在もオランダで唯一の日本研究を専攻できる大学です。日本研究センターを有するGroningen 大学でも、市民がだれでも参加できる社会人コースとして 1 年に2 回日本語講座が開講されていて、近年人気を集めています。
1980 年台初めから20年以上にわたり、エラスムス大学経済学部内に現代日本学科が存在したそうですが、2000 年代に入り大学内部の改革により廃学科となったそうです。1980年代半ば以降、ロッテルダムビジネススクール等でも日本語教育が行われるようになってきていますが、日本 研究が出来るのはライデン大学のみです。

参考までに、Leiden にはシーボルト記念館があり、鎖国だった時代にシーボルトが苦労して集め持ち帰った日本の様々な種類の物が展示されています。またライデン大学のキャンパスにある立派な植物園の一角に日本庭園があり、シーボルトが日本から持ち帰った植物を見ることが出来ます。

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ライデン大学キャンパスの植物園の日本庭園の一角。赤い塀が素敵です。

日本語を学んだ方の就職先は?

大学やその他のところで日本語を学んだ方たちの多くが日系企業に就職するかといえば、そうではないそうです。日系企業の側にすれば、個人主義で協調性にかけるオランダ人を雇用することに躊躇いがあります。一方オランダ人の側にすると、日系企業は日本の本社の人事で決められるトップは、日本人ばかりでオランダ人の能力や意見は入れられず、出世の見込みは薄く魅力に欠けるということらしいです。