チューリップ🌷おばさん

3年のオランダ生活と帰国後の日々

ちょっと驚き😲!オランダの建物②

 

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クロッカスの花が咲く公園に面して建つ家々

 

⑥不便な台所設備

オランダ料理に手の込んだものは多くな いことに関連するかと思いますが、台所はお料理をするには不便な造りでした。 シンクは小さく、回りの調理台に水が散って野菜を洗ったり食器を洗ったりするのに適しません。調理台の高さはオランダの方に合わせて作られていますから高 く、背の低い日本人が調理すると疲れま す。シンクの配管は日本では考えられな いような配管構造で、流れが悪くよく詰 まります。ほとんどのお家で換気扇は申 し訳程度の物しか付いていませんから、てんぷらなどの揚げ物は部屋が汚れると言って作りません。


⑦冷房がな~い!

オランダは冷房というのがありません。 8月の平均最高気温が 22 度、平均最低気温が 13 度ですから、冷房が必要ないのは納得です。冷蔵庫に製氷皿はないのですが、在蘭中に不便を感じたことはありませんでした。 暖房は寒い国だけに建物全体が完全暖房システムです。電気やガス代も安く負 担にはなりません。特に Groningen は郊外に天然ガスが豊富に出るということも あって豊かです。年にも依りますが、9月に夜間暖房が入るということはさほど珍しい事ではありません。21 度(子供のい る家庭は 19~20 度)くらいに設定して、 常時そのシステムが作動しています。真冬に外は零下でも、一歩建物の中に入れ ばふわーと暖かく非常に快適です。オランダ人の方は真冬でも家の中では半袖や薄い長袖一枚で過ごし、外に出る時はマフラーを巻いてダウンのコートを羽織るという何とも贅沢で羨ましい暮らしをしていました。


⑧バスタブがない!

オランダではシャワーだけで、バスタブ が無い家がとても多いです。私たちはバ スタブのない家は考えられなくて、バスタブ付きのお家を探して幸い借りられま した。けれども実際にオランダで暮らしてみると、冬場も全館暖房で体を温める必要がないことや、夏も汗だくになることなく爽やかなので、バスタブは特に必要なくシャワーだけで十分だなと思いまし た。とはいえ、やはり日本人はバスタブ付きのお風呂という環境で育っているので、 バスタブ付きを希望します。Groningen 在住の日系企業のある方は、バスタブ付きの家を借りたかったのに借りられず、冬はシャワーをして日本から持参した炬燵に潜って暖を取っていると話しておられました。
Groningen は借家の需要と供給のバラン スが取れていなくて、ずっと需要が多い ので、阪大の留学生も家捜しに苦労して いました。オランダ人の学生さんの中に は市内で借りられなくて、隣町で家を借 りている人もいました。


⑨暗い灯り

灯りがとても暗いです。明るい照明は病院か研究所のようだと言って好まれませ ん。白人の方の薄い色の目は、暗い所でも 物が良く見えるそうです。日本人の様に黒い眼の人は、薄い色の目の方がサング ラスをかけているような状態だそうで、 欧米人に比べると暗い所ではずっと物 が見えにくいそうです。逆に強い日差しの下では、白人の方はサングラスをかけないと目がやられてしまいますが、日本 人の黒い眼は比較的平気だそうです。 暗い照明の下では夜細かいことはできないので不便で、帰国後明るい照明がとても嬉しく思われました。f:id:OrandaTulip:20191001164335j:image