チューリップ🌷おばさん

3年のオランダ生活と帰国後の日々

ちょっと驚き😲!オランダの建物①

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ロッテルダムにあるキュービックハウス

 

オランダの建物は1990年頃から、大胆かつ機能性のある建築やデザインが次々生み出され、今では「ダッチデザイン」として注目されているそうです。地震のない国なので可能と思われる形も多く見かけ ましたが、ロッテルダムのキュービックハウスはその代表といってもいいくらいで、形も色もユニークです。1軒の内部が公開されていたので見学してきました。 独特の形の部屋に工夫してお住まいで した。アムステルダムにもたくさんユニ ークな建物があって楽しめます。 Groningen 大学の Zernike campus 内にあ る建物も、大学の建物とは思えないユニ ークな形で、色も赤や緑色等で見ているだけで楽しくなります。


①ウナギの寝床

連棟式のレンガ造りで、間口は狭く奥行きが深い構造です。間口が狭いのはその昔、間口の大きさで税金が課せられていたので、できるだけ間口を狭く作られたと言われています。


②狭くて急な階段

アンネの日記」にも出ていましたが、急で
狭い階段で上の階に上がるようになっています。私たちは下の写真の左側の建物の2階と3階部分を借りていました。1 階の狭い入口(玄関)で靴を脱ぎ、急な階段を上り下りしていました。と言っ ても、オランダ人は入り口で靴を脱ぐという習慣はありませんから、玄関が狭くても全く問題がありません。

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向かって左側の2,3階がフローニンゲンの我が家
③窓がない(!?)

建物は、日本で言う開け閉めができる窓 はありません。夏でも涼しく「暑い」という言葉から縁遠いこの国では、開閉のできる窓は必要がありません。2m近い体格のいい方が多いオランダでは天井が高く、太陽の光が乏しいので出来るだけ太陽光 が取り入れられる一面ガラス張りの大きな窓が必要とされています。日本人の感覚では信じられないのですが、治安がよいことにも起因していると思いますが、 道路の高さに建つ家は無防備と言える 「look through」です。オランダの方は道路から、他人に自分の家の中を見られても全く抵抗がなく平気です。夜になっても、カーテンを引かないお家は結構多い です。道を歩いていて何か見られている気配を感じてパッと見ると、窓ガラス一 枚を隔てた家の中から house-cat や犬が 私をじっと見ているということが度々あ りました。


④虫がいない!

この国は気候のせいで虫が全くと言っていいほどいませんから、網戸は必要ありません。美しい公園の芝生に寝転がってもアリもその他の虫もいなくて、虫刺さされの薬は必要がなく、日光浴をしながらランチや読書やおしゃべりやお昼寝が楽しめます。日本のように夏の朝、セミの鳴き声が聞こえるということはないので、 田舎育ちの主人はセミの鳴き声を聞きたいと言っていました。オランダ人の方に 「蝉」について聞いても知らないし、何人かがスペインにいることを聞いたとかいう程度でした。

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自宅近くの公園で日光浴をする人々

⑤手が届かな~い!

体格のいい方の国ですから、洗面所の台も、鏡も、シャワーも台所の棚も高い所についていて、難なく高い所の物を出し入れしています。私はといえば、椅子のお世話になって高い所のものを出し入れしていました。またスーパーの品物も高い 所にも普通に品物が並んでいるので、背の低い私は高い所に並んでいる品物が 欲しいときは、近くにいるオランダの方にお願いして取って貰っていました。私の頭のてっぺんが、オランダ人の肩の辺 りでした。 在蘭中に日本のテレビで放映されたと知 らせてくれた方がいましたが、オランダ のアムステルダム駅の天井の一部は鏡張 りになっていて、体格のいいオランダ人 に圧迫感を与えないように配慮されているとのことでした。